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JAILA 第8回全国大会報告(2019年3月16日 兵庫県立大学姫路環境人間キャンパス)

 JAILA第8回全国大会(平成31年3月16日、於兵庫県立大学姫路環境人間キャンパス)のご報告をさせていただきます。今大会も多くの方にご参加いただきましたこと、心よりお礼申し上げます。
 当日行われました研究発表、ワークショップ、ポスターセッション、シンポジウムの様子をご紹介いたします。
 またプロシーディングも掲載しておりますので是非ご覧ください。

なお、第9回全国大会は、2020年3月21日(土)に関東学院大学関内メディアセンターにて開催されます。




開会式の様子

開会式
開会式

   

研究発表の様子

王 瑾先生のご発表
王 瑾先生のご発表

小林英雄先生
小林英雄先生のご発表

坂本南美先生のご発表
坂本南美先生のご発表

松浦芙佐子先生・黎暁妮先生・徐沇廷先生・全円子先生・湯文先生のご発表1
松浦芙佐子先生・黎暁妮先生・徐沇廷先生・全円子先生・湯文先生のご発表1

松浦芙佐子先生・黎暁?先生・徐?廷先生・全円子先生・湯文先生のご発表2
松浦芙佐子先生・黎暁妮先生・徐沇廷先生・全円子先生・湯文先生のご発表2

松浦芙佐子先生・黎暁妮先生・徐沇廷先生・全円子先生・湯文先生のご発表3
松浦芙佐子先生・黎暁妮先生・徐沇廷先生・全円子先生・湯文先生のご発表3

松浦芙佐子先生、乾美紀先生
司会の乾美紀先生と松浦芙佐子先生

Thomas Brookさんのご発表
Thomas Brookさんのご発表

和田あずさ先生のご発表
和田あずさ先生のご発表

徳永光展先生のご発表
徳永光展先生のご発表

Anna Maria C
Anna Maria C. Hata 先生のご発表

漆畑祐佳先生のご発表
漆畑祐佳先生のご発表

吉田安曇さんのご発表
吉田安曇さんのご発表

志田晃一郎先生のご発表
志田晃一郎先生のご発表

佐藤大介先生のご発表
佐藤大介先生のご発表

Robin Eve先生のご発表
Robin Eve先生のご発表

久世恭子先生のご発表
久世恭子先生のご発表

鈴木哲平先生のご発表
鈴木哲平先生のご発表

奥 聡一郎先生のご発表
奥 聡一郎先生のご発表

松元直歳先生のご発表
松元直歳先生のご発表

ポスター発表の様子

ポスター発表の様子1
ポスター発表の様子1
ポスター発表の様子2
ポスター発表の様子2
ポスター発表の様子3
ポスター発表の様子3

シンポジウムの様子

シンポジウム・今井裕之先生
シンポジウム・今井裕之先生

シンポジウム・坂本南美先生
シンポジウム・坂本南美先生

シンポジウム・前田幸也先生
シンポジウム・前田幸也先生

シンポジウム・岩本華苗さん
シンポジウム・岩本華苗さん

シンポジウム講師集合写真
シンポジウム講師集合写真

 

開催校挨拶の様子

太田勲兵庫県立大学学長による開催校挨拶
太田勲兵庫県立大学学長による開催校挨拶

   

受賞

優秀発表賞授賞式
優秀発表賞授賞式

優秀ポスター賞授賞式
優秀ポスター賞授賞式

 

開催校の学生スタッフ

学会運営に携わった兵庫県立大学環境人間学部の学生さんたち
学会運営に携わった兵庫県立大学環境人間学部の学生さんたち

   

閉会の辞

市川一夫学会顧問による閉会の辞
市川一夫学会顧問による閉会の辞

   

年次総会

年次総会
年次総会

   

原稿募集の様子

原口治JAILA Journal編集副委員長による原稿募集
原口治JAILA Journal編集副委員長による原稿募集

   

会長報告

会長報告
会長報告

   

懇親会の様子

懇親会1
懇親会1

懇親会3
懇親会3

懇親会4
懇親会4

懇親会5
懇親会5

懇親会6
懇親会6

 

プロシーディング/発表資料(PDF形式)

※ プロシーディング、発表資料はPDF形式となっております。ご覧いただくためには、PDF閲覧用ソフトが必要です。下表のBrowseボタンをクリックしても表示されない場合は、以下のアドビシステムズ社のサイトからPDF閲覧ソフト(Adobe Reader等)をダウンロード、および、インストールしてください(フリー)。

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※ ポスターセッションの概要については、大会概要(PDF)をご覧下さい。

No.

題目

発表者 proceedings 発表資料
1 日本と中国の大学における第二外国語の習得の現状と課題―アンケート調査に基づいて— 王 瑾 proceedings  
  外国語教育としての中国語の現状について、中国語を第二外国語として受講している日本の大学生に対しアンケート調査を行った。また同様なアンケート調査を、日本語を第二外国語として受講している中国の大学生に対して行った。その結果を比較分析し、それぞれの国の大学生の特徴、また言語の特色等、日本と中国の大学における第二外国語の習得の現状と今後の外国語教育の課題について発表する。
2 観光サインの多言語化における言語観影響 松浦 芙佐子
黎 暁妮
徐 沇廷
全 円子
湯 文
proceedings  
  訪日外国人観光客の増加を受け、観光サインの多言語化が進捗する一方で、その問題点も顕在化しつつある。本発表では、日本各地の観光地に見られる多言語表記から誤訳や誤表記などを収集・分析した結果を踏まえ、エラー生起の一因として日本語と外国語(英語、中国語、韓国語)との言語観影響(cross-linguistic influence)に着目する。特に、言語間の相違がエラーをどのように生起させたのか、音韻、形態並びに統語的観点から詳述する。
3 中国人大学院生の留学動機に沿った言語習得支援の方策―日本在住人文社会科学系専攻者の場合― 徳永 光展 proceedings  
  日本留学を希望する学生の動機に日本語習得とその能力を武器とした就職が目標として挙げられることは言うまでもない。例えば、日本語能力試験の1級(N1)合格は外国人学生が日本の大学や大学院に入学する際に要求されることが多く、留学生にとっての目標となることも多い。本発表は、中国から大学院修士課程に留学してくる大学院生の入学目的をヒヤリングした結果報告と彼らを大学院生活に適応させる言語習得支援の方策を提言しようとするものである。
4 Geminates in French Hideo Kobayashi    
  There is general acceptance that orthographic double consonants in French, but not in all cases, may optionally be pronounced as geminates (Valdman 1972; Tranel 1987). Little research has been conducted to investigate the distribution of geminates in the source language (see Kirchner 2001). The objective of the present study is to provide the descriptive data of French geminates, as culled and collated from Crown Dictionnaire Francais-Japonais (1989; 1995; 2006), and accordingly obtain the testing grounds for formalization of double consonants in French. Observations are presented based on the analysis of 488 French geminates.
5 Visiting Yoko Tawada’s Hamburg: An Attempt at “Border-Crossing” Literary Research Thomas Brook proceedings  
  In this presentation, I will discuss the challenges and opportunities presented by contemporary Japan’s “border-crossing literature” (ekkyō bungaku), with a particular focus on Yoko Tawada, who writes in both German and Japanese. “Border-crossing authors”, by definition, have backgrounds and careers that span multiple nations, cultures, and languages. However, it is difficult to write about them and their works without having to “translate” into an existing, monolingual and nationally aligned academic discipline. I will introduce and analyse the relevant practical and theoretical issues in the context of a recent 4-month period of fieldwork conducted in Hamburg, where Tawada lived, studied and worked from 1982 to 2006.
6 Hearing the Sound of Trees: An Analysis of Sound Performances in the Poetry of Robert Frost Anna Maria C. Hata    
  The purpose of this study is to discover a meaningful connection between aural impressions and semantic expressions in a written text through analyzing a poem, “The Sound of the Trees” by Robert Frost. This analysis explores the pervasive presence of Frost’s exquisite poetic sounds flowing out from the diction of his poetry. By examining the use of rhythm, rhyme and phonemic components in his verse, this study attempts to show how sound performances give peculiar aural impressions to readers and to demonstrate how these impressions are closely linked to the semantic expressions that the poem conveys.
7 モンゴルにおけるCLIL授業の試み ―中学生への日本語と理科実験による授業実践の検証― 坂本 南美
高原 周一
GANBAATAR Tumurbaatar
   
  モンゴルの初等・中等教育は、近年の教育改革の変遷を経て、2014年に国際スタンダードの12年制に移行した。このことによって、海外留学を視野に外国語学習に取り組む中高生も増えている。本発表では、ウランバートルで日本語教育に力を入れている小中高一貫校の中学生に行った日本語と理科実験によるCLIL (Content and Language Integrated Learning) の授業を通して、CLIL授業がモンゴルの学習者にどのような影響をもたらしたか、また指導過程の手法等の可能性について検証する
8 小学校における英語音声指導に表れる教師の信念に関する事例研究―中学校英語科教員の省察的語りに着目して― 和田 あずさ proceedings  
  小学校外国語教育においては,音声中心の指導を基本として,経験も英語運用能力も様々な教員が指導に携わっている。授業実践とその背景にある授業者の心的過程を提示し解釈することで,他の授業者が類似の経験や感情をもとに多様な実践知を得ることができる。本発表では,小学校外国語活動の指導に携わった中学校英語科教員を事例とし,参与観察と継続的な省察によって導出された英語音声指導とその背景にある教師の信念の変容過程について報告する。
9 高校英語科における四技能を動機づける文学的教材としての洋楽の導入及び、その活用方法と効果の質的分析と考察 漆畑 祐佳 proceedings  
  目まぐるしく変化するIT化やグローバル化される社会の中で、高校生にとって今や洋楽は身近な英語の教材となりうる。この度、平成30年度において、高校英語の授業にオーセンティックな教材として導入した洋楽について、その効果を、教師の振り返りや生徒のアンケート調査を通して、特に英語の四技能の点からの効果について、質的な分析を試みた。
10 The Impact of Reading Experience in Japanese on English Proficiency 吉田 安曇 proceedings  
  Rapid globalization has required people to become more proficient in English. It seems reasonable, however, to say that learners should understand their mother tongue well and be sophisticated speakers before learning English. It is almost universally acknowledged that reading in one’s mother tongue assists the acquisition of high level language skills. It also seems that reading inspires the imagination and sense for accuracy which will lead to solid language ability. If you possess a high level of competence in Japanese, then you will probably show the same skills in English as well. This study aims to examine the impact of reading experience in Japanese on English proficiency through qualitative analysis of interviews with EFL learners.
11 Teaching English Pronunciation to Japanese Robin Eve    
  Drawing on his experiences as an E.F.L. teacher and also as a music teacher, Robin Eve, with colleagues, has written a practical and progressive course in teaching pronunciation for university students and adults. The course takes a more practical approach to task, compared to other similar publications. The presentation puts forward the linguistic and pedagogical rationale behind the course. The new book was published last year. It has been taught and tested in the classroom. The results of a review of students opinions about the course will be presented.
12 保育の記録発信を支える画像蓄積システム―保育者の職業意識と自己肯定感を高めるために 志田 晃一郎    
  ラーニングストーリーとは,保育園で子どもの学びをアセスメントするために子どもの写真とその物語を用いる方法で,マーガレット・カーらが開発した.本研究では,ある保育園にラーニングストーリーを導入する目的で,大学教員2名がIT機材の援助と使い方の説明を行った.初めは保育士も慣れず機材のトラブルも散発したが,途中から導入した,写真を掲載できるクローズドなSNSシステムを自発的に父母に公開し,さらには次のシステムを選定するに至った.その過程を大学教員の視点から論じる.
13 コースの「一部」で使う文学教材―Pygmalionを用いた英語授業の実践から― 久世 恭子 proceedings  
  文学教材を、英語コースの全体ではなく、一部で使う場合、その理由は様々であろうが、一部分で用いるからこその意義もあると推測される。本発表では、社会言語学に関する事象を解説するテクストを主教材とする1学期間の大学英語コースで、3回だけ戯曲Pygmalionと映画Pygmalion, My Fair Ladyを取り入れる授業の実践を紹介し、創造的な活動や質問紙調査に見られる受講生の反応を分析する。
14 コーパスから読む児童文学と教材化の課題 奥 聡一郎    
  本発表では、英米児童文学の中でもファンタジー作品を素材に、その言語表現にみられる文体的な特徴をコーパスから分析し、品詞レベルを中心に詳述する。児童文学作品は一般的には読みやすいとされるが、日本の英語教育の教材とするためには再話などの工夫が必要であると思われる。コーパスの分析結果から教材化に対する具体的な方略を提示し、児童文学の教材の可能性について論じる。
15 地域貢献活動のための自己評価を促すコモン・ルーブリックに関する実践的研究(3)―教育プログラムの効果検証― 佐藤 大介
鈴木 瞬
   
  本発表は、JAILA第7回全国大会「地域貢献活動のための自己評価を促すコモン・ルーブリックに関する実践的研究(1)および(2)」で発表した学生の自己評価分析を今年度の結果も踏まえ報告する。本学ではCOC事業において「くらしき学コース活動」を行い、初年次に学生は様々なグループに分かれ、地域貢献活動に取り組んでいる。今回は学生の自己評価を2年分分析することで、この教育プログラムについて効果検証し、その改善を図る。
16 越境する詩の言葉:エズラ・パウンドによるフランス象徴詩の英語訳 鈴木 哲平    
  アメリカのモダニズム詩人エズラ・パウンド(1885-1972)はギリシャ語、ラテン語、イタリア語、フランス語から中国語、日本語、ヒンドゥー語まで、多種で多量の翻訳を残した。本発表では、その中で、フランス象徴詩の翻訳と受容を考えてみたい。パウンドにおいては、時期を追うにつれて詩人に対する彼の評価も変化する。この変化を追いつつ、ランボーやラフォルグが、パウンドや英語詩に及ぼした影響を検討するつもりである。
17 『第31代米大統領H・フーバーの「裏切られた自由」が教えるもの』概要 松元 直歳    
  本書は、第二次大戦時の米大統領フランクリン・D・ルーズヴェルトの直前の大統領、ハーバート・フーバーによって著された渾身の「大事業」で、「米国の第二次世界大戦への参戦はルーズベルト政権によって考出された」と、主張するものである。真珠湾攻撃が果たした役割も明らかにされる。本発表では、まず本書を中心に解説をする。また、ルーズヴェルト・チャーチル・スターリン・蒋介石・中国共産党の戦争企図と戦略について解説する。
シンポジウム 参加者たちのナラティブから探る英語教育の教えと学びの可能性 坂本 南美
岩本 華苗
前田 幸也
今井 裕之
proceedings  
  現在、日本の英語教育は、小学校への英語科の導入、中学校における授業デザインの転換、高等学校での教科・科目の再編、大学入試改革をはじめ、大きな変革の時期を迎えている。急速な変化の中で、個々の教室では、何を残し、何を高め、何を新たに始めていけばよいか。本シンポジウムでは、登壇者がそれぞれ、英語学習者、中学校教員、高等学校教員、大学教員としての経験に根差した視点から捉えた英語教育について語る。そこから見えてきた成果や課題をオーディエンスと共有することで、英語教育にかかわる人々にとって、組織的・協働的に英語学習者を育てる視点や力量を高める契機としたい。

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