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JAILA 第4回全国大会報告(平成27年3月14日 岡山大学)

 JAILA第4回全国大会(平成27年3月14日、於岡山大学)のご報告をさせていただきます。今大会も多くの方にご参加いただきましたこと、心よりお礼申し上げます。
 当日行われました研究発表、特別セッション、シンポジウムの様子を紹介させていただきます。
 またプロシーディングズも掲載しておりますので是非ご覧ください。

 なお、JAILA第3回全国大会は、平成28年3月13日(日)に東京理科大学葛飾キャンパスにて開催される予定です。皆様のお越しをお待ちしております。

研究発表の様子

佐藤誠子先生
佐藤誠子先生のご発表

小川正人先生
小川正人先生のご発表

岩中貴裕先生
岩中貴裕先生のご発表

北和丈先生
北和丈先生のご発表

草薙優加先生、深谷素子先生
草薙優加先生、深谷素子先生によるワークショップの様子

久世恭子先生
久世恭子先生のご発表

川越栄子先生
川越栄子先生のご発表

  

ポスターセッションの様子

ポスターセッションの様子(1)
ポスターセッションの様子(1)

ポスターセッションの様子(2)
ポスターセッションの様子(2)

 

キャンパスアジアセッションの様子

キャンパスアジアセッション(1)
キャンパスアジアセッション(1)

キャンパスアジアセッション(2)
キャンパスアジアセッション(2)

キャンパスアジアセッション(3) キャンパスアジアセッション(3)

シンポジウムの様子

トミー河合氏の講演
トミー河合氏の講演

シンポジウム「これからのグローバル社会を生きる:現役学生の視点から」より
シンポジウム「これからのグローバル社会を生きる:現役学生の視点から」より

 


プロシーディング/発表資料(PDF形式)

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題目

発表者 プロシーディング 発表資料
1 「The Effect of Indirect Feedback on EFL Learners’ Intrinsic Motivation」  佐藤 誠子    
   Deci and Ryan (2002) hypothesized that intrinsic motivation increases when three psychological needs (the need for autonomy, the need for competence, and the need for relatedness) are met. Following this assertion, this study examined how indirect feedback affects EFL learners, particularly in terms of intrinsic motivation. In this study, seventy university students received indirect feedback from their instructor. At the end of the course, students received a questionnaire that focused on this feedback. Results indicate that indirect feedback 1) enables learners to notice and revise errors by themselves, and 2) contributes to the fulfillment of the needs for autonomy and competence.
2 「大学一年次化学実験授業における教養教育について」 大橋 一隆 閲覧ボタン 閲覧ボタン
   大学1年生を対象とする化学実験授業におけて、教養教育のための各種工夫を行った実践報告である。目的としては、視野の拡大、モチベーションの維持向上、講義における集中力の持続などである。授業における工夫の例として、先端科学の紹介などのトピックス、推薦図書の紹介、化学とは何か、化学実験で身につけて欲しいこと等である。これらの一部に関しては、効果を評価するためのアンケート調査も行った。
3 「地方私立大学の「国際化」への取り組みと課題−「初年次留学」についての学生へのアンケート結果をもとに」 小川 正人  
   中国地方にあるA私立大学では、日本人1年生全員に1年間のニュージーランド留学を課している。留学期間中は英語の習得、異文化理解、精神面での成長など多くの効果が見られる一方、帰国後に英語学習や大学の授業スタイルなどの違いなどに戸惑う学生も多い。本発表では、留学を経験した学生への「留学前」「留学中」「留学後」についてのアンケート結果を発表するとともに、それぞれの段階における学生のケアについてフロアとの活発な議論を期待したい。
4 「英語の絵本を読んでワールドカフェ」 草薙 優加
深谷 素子
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   ワールドカフェ(World Café)とは、カフェが提供するようなリラックスした雰囲気のなかで、立場や主張にとらわれず自由に意見を述べ合い「集合知」を生み出す話し合いの手法である。本ワークショップでは、大学での教養英語授業でクラス全員が同じ本を読んだ後にワールドカフェを行い、相互交流を促進し、読書コミュニティを創出する活動を参加者に体験してもらう。また、発表者の過去の実践から、学習者の声も紹介し、英語教育のみならず、多様な教育現場や教科でこの活動をどう援用できるかを提案する。
5 「日本人英語学習者の教授言語に対する好みと期待-外国語としての英語の授業における母語使用に対する彼等の態度-」 岩中 貴裕
ウィリー イアン
岩井 千秋
高垣 俊之
小西 廣司
カワモト ジュリア
カーソン エレノア
   
   学習指導要領の改訂・施行に伴い、平成25年度より高等学校では基本的に「英語の授業を英語で」教えることとなった。この基本方針の変更はやがて大学英語教育にも大きく影響すると考えられる。発表者等は平成26年度より大学1年次生を対象として、英語の授業で用いられる教授言語に対する好みや期待を明らかにするための調査を開始した。平成26年度は4つの大学で調査を実施し、合計1149名の大学生がこの調査に参加した。本発表ではその分析結果を報告する。
6 「計算ずくの詩学―計量的創作文体論とリメリック創作の可能性」 北 和丈  
   創作という営為が各人の第一言語を以てしても容易でなく、あまつさえ作文という行為が第二言語学習において兎角後回しにされがちなことを踏まえれば、日本語話者が英語で創作を行うなどというのは途方もない絵空事のようにも思える。本発表は、そのような目標設定が必ずしも無謀とばかりは言えないことの証左として、「創作文体論」の理念に計量的手法を組み合わせた、理詰めのリメリック(limerick=英語滑稽五行詩)創作の可能性を論じる。
7 「文学的テクストの特徴を探る:英語授業における学習者の反応から」 久世 恭子 閲覧ボタン  
   英語教育で用いられる文学的なテクストの特徴についてはこれまで様々な角度から研究が行われてきたが、本発表では授業を受ける学習者の反応という観点から議論を行う。Virginia Woolf, A Room of One’s Own を用いた大学での精読の授業において、学習者がどんな点に関心を持ち、どう反応するか、発表者のレジュメやアンケート調査などから分析する。特に、読み手にとって論説的なテクストと何が違うのか追究することにより、文学教材の意義の一端を探りたいと考えている。
8 「大学独自の精読・多読指導」 川越 栄子  
  神戸女学院大学は、全学科の英語教育を強化するための「共通英語教育研究センター」を2013年4月に立ち上げ本学独自の新しい様々な英語教育方法で2014年度から新カリキュラムを始動させた。その一つは独自のReading指導である。第一は「オリジナルテキスト」(本学の歴史・各学科の教育内容・学生生活・卒業生の進路・キャンパス等について書かれている。)による精読指導である。第二はGraded Readers等を使用した多読指導である。この指導法について報告する。
セッション 「共通善の実現と東アジア型グローバル教養教育」 コーディネーター: 小野真由美
発表者: 難波利歩、時佳希、木村崇志、金東夙、徳永百合
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  本セッションでは、岡山大学が平成23年度より実施するキャンパス・アジア事業「東アジアの共通善を追求する深い教養に裏打ちされた中核的人材育成プログラム」による教育および人材育成の取り組みについて報告する。「共通善」の実現を理念とする日中韓の共同教育開発によって、学生の高度なモビリティと多言語を用いた協働学習が可能となっている。学生による成果報告をもとに、高等教育における東アジア型グローバル教養教育のモデル構築に向けて、その可能性と課題について検討する。
シンポジウム 「これからのグローバル社会を生きる:現役学生の視点から」 コーディネーター:吉田裕美
ゲスト: 河合友弘
パネリスト: 門澤愛、村木寛正、鷲北祐輔、安東大樹、
中島 悠希、山根卓大、
渋谷直樹
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   グローバル社会で活躍できる人材を育成するために、多くの大学で多様な取り組みが行われている。しかしながら、どのような人材を育成すべきかについては様々な意見が混在し、目指す方向が見えにくくなりがちである。今一度グローバル人材とは何かを問い直す機会として、本シンポジウムではまず、現役学生たちに留学や海外インターンシップでの経験や、どのような視点(ビジョン)から自分と将来を見据えているのかについて発表してもらう。さらに、ゲストスピーカーやオーディエンスとの活発な意見交換を通じて、シンポジウム参加者全員がグローバル社会を生き抜くために必要な視点と知識を学び、理解を深めるような場を提供したい。
           

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